今更ですが...
綿矢りささんの『蹴りたい背中』
文庫版が出ていたので買いました。
お値段も安いし。
内容説明です。
長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとするクラスメートたちに、初実は溶け込むことができないでいた。そんな彼女が、同じくクラスの余り者である、にな川と出会う。彼は、自分が読んでいるファッション雑誌のモデルに、初実が会ったことがあるという話に強い関心を寄せる。にな川の自宅で、初実は中学校時代に奇妙な出会いをした女性がオリチャンという人気モデルであることを知る。にな川はオリチャンにまつわる情報を収集する熱狂的なオリチャンファンであった...
史上最年少で芥川賞受賞ってことで話題になっていた当時。
私もまだ学生だった頃。
そのとき読んだ感想は、純粋に面白いだったはず...
お話にとても共感でき、インストールも読んでしまった。
グループとか友情とか、確かに面倒くさくなる年頃だった。
休み時間やクラスの授業でイチイチ友達同士で固まって、孤独になってしまったときのなんともいえない気持ちが良く書かれていた。
が。
社会人になった今、改めて読み返してみると...
イマイチ?
間接的な描写がイッパイあるのですが、『表現力が豊かなんですね』っていうちょっと皮肉っぽい感想になってしまう...
別にそんなにイチイチ何かに例えなくってもっていう位。
時間のある学生時代に読むと主人公と自分を重ねることができて面白いのかもしれないけど。
大人になってから読むと、それがつまらなく感じてしまう不思議。
共感はできる、その気持ちすごっくわかる、そういうことあるある。
だけど、それで?だから?
そういう風に思わせることが文学なのかもしれないけど...
学生時代に読めば面白いお話だと思います。
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