祝!!芥川賞受賞。
今回紹介する本は川上 未映子さんの...
わたくし率イン歯ー、または世界
『乳と卵』ではないのですが...
あっちはなんだか、女性向けって感じがしてとっつきにくかったので、こっち。
やっぱり芥川賞とか獲る人はすごいですね。
タイトルからして意味不明だし。
全くどういう内容のお話なのか想像できない。
文学的なことはわからないけど、最初の一文からよくわからない言葉の羅列で。
でも、面白い。
内容は
自分の奥歯に自我があるって思っているちょっと危ない感じのお姉さんのお話です。
脳みそではなく奥歯で考えて、奥歯にだってドーナッツの穴のようなアイデンティティがどうのこうの、って哲学チックなストーリーを展開していく感じです。
何がすごいってやっぱり文章です。
意味不明だけど面白い。
意味はわからないんだけど表面ではなく内側に言葉がドーンと入ってくるような...内部破壊の文章です。
「世界の中心で愛を叫ぶ」とか「いま、会いにゆきます」みたいな売れている本はストーリは感動できるかもしれないけど文章自体は稚拙(?)な感じで...(だから一般大衆が感動できるのかもしれないけど)
アレなら自分でもかけるんじゃないって思っちゃうんだけど。
それと比べるとやっぱり芥川賞を獲る作家さんの文章は違うなと。
最初の数行で、コレは敵わん、こんな文章はかけないと思ってしまった。
読者に嫉妬させるほど巧い言葉の羅列です。
なんか、この本について語っている識者の方々は難しいだの哲学がどうのだのそれを大阪弁で語ることによってナンチャラ言っていますが...
一素人、意見として別にそんな難しく考えないで普通に読んでも十分に楽しい本だと思いました。
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